オウム真理教のロシア組織、軍事裁判所でテロ組織に認定…幹部は4年前に禁錮15年の判決
ロシア当局は、オウム真理教のロシアの国内組織をテロ組織に認定した。露連邦保安局(FSB)が12日にホームページ上で更新したテロ組織一覧で明らかになった。モスクワの軍事裁判所で認定され、今年9月23日から発効しているという。
ロシアでのオウム真理教を巡っては、露南部ロストフ・ナ・ドヌーにある南部管区軍事裁判所が2020年11月、ロシア人幹部のミハイル・ウスチャンツェフ氏に対し、テロ組織の創設などの罪で禁錮15年の判決を言い渡していた。
ウスチャンツェフ氏は、首都モスクワや西部サンクトペテルブルク、南部ボルゴグラードなどで信者を勧誘して集めた資金を、オウム真理教の日本人幹部に送金していたとされる。
ロシアでは、オウム真理教そのものは2016年にテロ組織に認定され、活動が禁止されている。