イーロン・マスクの娘、父を非難「嘘つきの不倫男」
先月あるインタビューでトランスジェンダーの娘ヴィヴィアン・ジェナ・ウィルソンについて語ったイーロン・マスク。彼女のトランジションに同意したときのことを振り返り「私は騙されてザビエルの書類にサインさせられたようなものだ」とコメント、ヴィヴィアンを男性だった頃の名前で呼び続けた。「私の息子ザビエルは死んだ。意識高い系ウィルスに殺された」とも発言、ヴィヴィアンのトランジションを認めないと強調していた。ちなみにヴィヴィアンは現在20歳。法的に女性として暮らし、名前も正式に変更している。父とは関わり合いたくないという理由で姓も母のジャスティン・ウィルソンのものに変えている。
このヴィヴィアンがSNSで父を非難、注目を集めている。ちなみに使っているのはもちろんXではなくスレッズ。「あなたは家庭的な男ではない。自分の子どもに関する嘘をつき続け、不倫を繰り返している男だ」。ヴィヴィアンは不倫相手の名前を具体的には挙げていないが、マスクはジョニー・デップとアンバー・ハードの裁判でアンバーがまだジョニーと結婚しているときに彼女と関係を持っていたと言われていた。またGoogleの共同設立者セルゲイ・ブリンの妻ニコール・シャナハンとの不倫が報じられたこともある。マスクはシャナハンとの関係について否定している。ブリンとシャナハンはその後離婚している。
ヴィヴィアンは続けて「私が知る限りあなたはクリスチャンではないし、教会に足を踏み入れたこともない。あなたは平等と進歩のための砦ではない」と投稿。さらに人種差別主義者で環境破壊に加担しているとも。「私が6歳のときあなたはアラビア語を『敵の言語』と呼んでいた。差別で何度も訴えられ、アパルトヘイトの南アフリカ出身だ」「気候変動なんてどうでもいいと言っている」「地球を救っていない」と非難している。
ヴィヴィアンは一連の投稿の最後で「あなた1人のせいで、私は人間という種がいかに騙されやすいかを知って幻滅した。なぜなら人々はなぜかあなたを信じ続けるからだ」と言っている。マスクは娘の言葉に対して沈黙を守っている。ビジネスでは自分に刃向かった人に対して即座に、猛反撃することで知られるマスク。娘の非難にどう反応するのか注目が集まっている。