パキスタンでバスが谷に転落 乗員乗客28人が死亡 20人が負傷
ウォッシャック、パキスタン、5月30日 (AP) ― パキスタン南西部のバロチスタン州で5月29日未明、長距離バスが主要幹線道路から峡谷に転落し、運転士と乗客28人が死亡、乗客20人が重軽傷を負った。 地元警察によると、同州第二の都市トゥルバットから北部の州都クエッタに向かったバスは、ウォッシャックで突然操作不能になったという。 警察は生存者から、原因究明の手掛かりになりそうな情報を収集している。 交通法規や安全基準がほとんど守られていないパキスタンでは、特に起伏の激しい地域の道路で交通事故が多発している。 今回の事故の3日前には、東部パンジャブ州のムルタンで起きたバンとトラックの衝突事故で、一家13人が死亡した。 今月初めにも同様の事故で少なくとも20人が死亡、30人が負傷している。 (日本語翻訳・編集 アフロ)