トランプ一族のDeFiプロジェクト、ホワイトリスト登録者数10万人を突破
パクソス共同創業者がチームに参加も
米前大統領で2024年大統領選の候補者であるドナルド・トランプ(Donald Trump)氏とその家族が関わる暗号資産(仮想通貨)プロジェクト「ワールド・リバティ・ファイナンシャル(World Liberty Financial:WLF)」が、10月15日から始まる「WLF」の独自トークン「WLFI」の一般販売に先駆け、「WLF」の詳細をXスペースにて10月14日明かした。 およそ1時間40分に及ぶライブストリーミングでは、「WLFI」トークンの詳細にも触れられた。ERC20トークンである「WLFI」は、「WLF」のウェブサイトから購入可能で、9月30日にホワイトリストの登録受け付けを開始して以来、10万人を超える人々が登録したという。 流通に関しては、10月15日より、「WLFI」の63%が一般向けに販売され、17%がユーザーへの報酬、20%がチームの報酬として分配予定とのことだ。 なお「WLFI」は、米国の認定投資家、英国の適格投資家、およびそれらの国以外の投資家が利用可能だ。「WLF」に参加するには、公式サイトからKYC認証を行う必要がある。なお米国居住者・非米国居住者向けの登録ページが用意されている。 「WLFI」の「初期販売」では、3億ドルを調達し、15億ドルの完全希薄化評価額でトークン供給量の20%を販売する予定だ。 「WLF」はまず、DeFi(分散型金融)レンディングプラットフォーム「Aave(アーベ)」上でサービス立ち上げを予定しており、ユーザーに、イーサリアム(ETH)、ラップドビットコイン(WBTC)、ステーブルコインのUSDCとUSDTの入金を許可する予定だ。 「WLF」はまず、ETHとWBTCにステーブルコインの流動性を提供することを目指し、特に新規DeFiユーザーの獲得に重点的に取り組むとしている。 また今回のライブストリーミングでは、パクソス(Paxos)の共同創設者であるリッチ・テオ(Rich Teo)氏が、「WLF」にステーブルコインおよび決済のリーダーとして加わったことが発表されている。
あたらしい経済編集部