大谷翔平、ポストシーズン初本塁打。1回で3点リードされると0勝14敗だったドジャースが逆転勝ち。ナ・リーグ ディビジョンシリーズ第1戦
二刀流スターが遂に立ったポストシーズンの舞台で、いきなり殊勲の活躍を見せた。ドジャースの大谷翔平は、現地10月5日(日本時間6日)、本拠地ドジャースタジアムで開催されたパドレスとのナショナルリーグディビジョンシリーズに「1番・指名打者」でスタメン出場。
3点を追う2回の第2打席に好投手のディラン・シースから、自身ポストシーズン初アーチとなる同点3ラン本塁打を放つなど、5打数2安打3打点のパフォーマンスで、チームによる7-5の勝利に貢献した。
◆試合結果 パドレス |3 0 2 0 0 0 0 0 0|5 ドジャース|0 3 0 3 1 0 0 0 X|7
シリーズ開幕前は、パドレス優勢と見る向きもあったが、これでドジャースは第2戦を連取すると、一気にシリーズ勝ち抜けに王手をかけてナ・リーグ西地区ライバルの本拠地へ乗り込むこととなる。なお、負けると苦しくなるパドレスは、ダルビッシュ有が第2戦の先発マウンドに上がることが決まっている。
大谷が結果的に大きな意味を持つことになった1発を放ったことについて、『MLB.com』のサラ・ラングス記者は『X』に、「ドジャースは球団史上、ポストシーズンで1回を終えて3点差以上のリードを許した試合を0勝14敗として今日を迎えた。しかし、その最初の14試合で、彼らにはショウヘイ・オオタニはいなかった。今はいる!」と投稿。
また、同サイトは『MLBにおけるオオタニの本塁打トップ10』を早速更新し、現地実況が「ゾーン高めのトマホーク弾」と表現したポストシーズン第1号を3位とした。
記事ではこの本塁打について、「彼はこの瞬間を7年近く待ち続けたわけだが、遂にその瞬間が訪れると、彼はやってのけた」と前置き。
その上で、「彼にとって初めてのポストシーズンの試合となったパドレスとの2024年ディビジョンシリーズ第1戦にて、オオタニは2回にシースからドジャースタジアム右翼フェンスを越えるレーザー弾を弾き返し、試合を同点とする3ランホーマーを放ったのである」とし、「ドジャースは結果的に7-5で勝利した為、この1発は極めて重要なスイングとなった」と続けた。