朝日と産経の直接対決!?朝刊1面を徹底比較!総理の政倫審出席をどう分析する?選挙ドットコムちゃんねるまとめ
YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。 2024年3月1日に公開された動画のテーマは……朝日と産経 違いはあるの?新聞1面から読み取る! ゲストに朝日新聞政治部記者の今野忍氏と産経新聞デジタル報道部政治担当デスクの水内茂幸氏をお招きし、2紙の違いについて語っていただきました。 1面を見比べてわかることとは?番記者同士の関係性ってどうなの? 【このトピックのポイント】 ・同じニュースでも朝日と産経で視点が違うことも ・1面で取り扱うニュースの順番を見比べるのも面白い ・複数の新聞を見比べると新たな発見がある
2月28日の1面から読み取る朝日と産経の違い
リベラル寄りと言われる朝日新聞と保守寄りと言われる産経新聞。水と油のイメージがある2紙の違いを、今野氏と水内氏が解説します。 2月28日の朝刊1面のセキュリティークリアランス制度に関する記事において、2紙の違いははっきり出ていると水内氏はコメント。 セキュリティークリアランスとは、経済安全保障上、重要な情報にアクセスできる人物を、国が調査し認めた者に限定する制度で、岸田政権が注力して取り組んでいる政策の1つです。 この法案が閣議決定したとのニュースについて、朝日新聞は国が個人情報を調査することによるプライバシーの侵害を懸念する視点から報じています。それに対し産経新聞は日本の機密保護が世界基準に近づくことをメインに取り上げています。 MC伊藤由佳莉「同じニュースでも視点、取り上げるところが違うということですね」 また、今野氏は1面の構成に着目。2紙とも1面はセキュリティークリアランス法案、政治倫理審査会、人口動態の3つのニュースを取り上げています。 新聞の1面はトップニュースを右に、左の「肩」に2番手、下の「腹」と呼ばれる位置に3番手のニュースを配置します。 同じ3つのニュースでも産経新聞はトップニュースに人口動態を取り上げ、朝日新聞はそれを3番手に配置。今野氏は「入れ替わっていて非常に面白い」とコメントしました。 朝日新聞がトップニュースに、産経新聞が3番手に取り上げたセキュリティークリアランス法案は2紙で視点の異なる報じ方をしていますが、逆に「産経と朝日が一緒の部分ってだいたい正しいんですよ」と今野氏。