「部屋着でいいや」が口グセの人、今すぐ読んで!“迷子衣類”を生まない整理の鉄則
● 衣替えをしていると発掘される 着る機会を無くした衣類 関東は早くも夏日が増え始め、整理収納サポートの現場でも衣替えを依頼されることが増えてきました。半袖を出して、厚手のニットやダウンコートは片づけて…という入れ替え作業をしていると、かなりの確率で“迷子衣類”が発掘されます。「これ探してたんです!どこにあったんですか…?」「ああ、この服の存在、忘れてました…」。依頼者は、大抵そういう反応をします。 迷子衣類とは、見失ったり、存在を忘れたりして、着る機会を無くしてしまった衣類のこと。似たような経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか? 迷子衣類が生まれる原因は「覚えているのが難しい」クローゼットの使い方にあります。だらしない自分が悪い…などと、必要以上に自分を責めないでください。クローゼットさえ整えば、少々片づけが滞ったり、“ちょい置き”するくらいでは、衣類が迷子になったりしなくなります。 今回は、衣替えをきっかけに、迷子衣類が生まれにくい環境に変える方法をガイドします。
● 迷子衣類が生まれる クローゼットの特徴 まず、迷子衣類が生まれるクローゼットの特徴を挙げます。覚えておきたいのが「基本的に人は忘れる生き物」ということです。 オフシーズンの迷子衣類=バラバラで覚えていられない ・あちこちの引き出しに分散している ・小さいサイズの衣類収納ケースを数個以上利用して保管されている ・買い足したときのショッピングバッグのまま保管されている ・別の部屋のクローゼットに保管されている オンシーズンの迷子衣類=見えなくなる ・量が多く、ぎゅうぎゅうの引き出しの中で埋もれている ・“ちょい置き”が積み重なった中で埋もれている オフシーズン衣類は「バラバラ保管」をやめて「できるだけ大きく、1カ所にまとめること」、オンシーズン衣類は「見えずに埋もれる」を回避して「量を減らし、見えやすい収納配置にすること」が解決のカギになります。 それでは、オフシーズン衣類の片づけ方、オンシーズン衣類の出し方、そしてクローゼットのアレンジの仕方の3点を順に解説していきます。