「世界中の野球ファンがショックを受けた」超大型補強のドジャース、総年俸額でトップ3に入らず…海外メディア「唖然としている」
今オフの補強費用は米騒然の12億ドルにも上ったドジャース
大型補強を成功させたロサンゼルス・ドジャースに対して、他球団のファンからは厳しい目が注がれているようだ。 【PHOTO】10年総額約1015億円でドジャースに移籍!大谷翔平の厳選ショット! 今オフにドジャースは、10年総額7億ドル(約1015億円)で獲得した大谷翔平をはじめ、山本由伸、タイラー・クラスノー、テオスカー・ヘルナンデスといった高額給与の選手たちを次々と獲得。今オフだけで費やされた補強費用は、12億ドル(約1750億円)を超えるとされ、米球界を騒然とさせている。 こうした超大型補強が実現した背景には周知の通り、大谷がドジャースとかわした異例の後払い契約の存在がある。7億ドルのうち、97%にあたる6億8000万ドル(約990億円)は2034年以降に支払われるというものだ。これにより、球団は年俸額を抑えることができ、高額のスター選手との契約交渉にも有利な立場を得ることとなった。 しかし、こうしたMLBの繰り延べ財政が一部のファンや識者から「やり過ぎだ」といった批判が噴出。サラリーキャップ(チームの年俸総額に上限を設ける制度)を導入すべきという指摘もある。 そんななか、米メディア『Bleacher Report』によれば、今シーズンのチーム総年俸額で最も多いのはニューヨーク・ヤンキースの2億8500万ドル(約415億円)、次いでニューヨーク・メッツの2億7000万ドル(約393億円)、さらにフィラデルフィア・フィリーズの2億3700万ドル(約345億円)と続いているという。大谷やヘルナンデスの後払い契約の効果もあり、ドジャースは上位3球団には入っていないというのだ。 海外スポーツメディアの『Sportskeeda』もこの話題に反応し、「世界中の野球ファンがMLBの年俸トップ3にドジャースが入っていないことにショックを受けた」としてXでの反響に注目。「ドジャースはリーグをうまく調整した」「LAがナンバー1でないのはまったくの冗談だ」「ドジャースがリストに載ってない?」「ドジャースのようなチームにどうやって対抗するんだ?」といった声が無数に上がっていると紹介し、「MLBファンは唖然としている」と指摘する。 ストーブリーグで次々と話題を提供したドジャース。超大型補強は激しい賛否両論を巻き起こしている。 構成●THE DIGEST編集部