長崎電気軌道が2025年4月から路面電車の運賃を150円に値上げへ 九州運輸局へ認可申請提出
長崎電気軌道は電車の運賃について、2025年4月1日から大人150円(小児80円)に値上げすることを、12月20日付で九州運輸局に認可申請を行った。 九州運輸局は、提出された経営状況などから認可するかどうかを2月に入って判断するとみられる。 電車の運賃については、2021年10月に130円から140円に値上げを実施。 長崎電気軌道によると、少子高齢化や若年者の県外流出による人口減少などで、2023年度の輸送人員はコロナ前の2018年の約9割で、2024年度も同じ状況が想定されるとしている。 値上げ後は車両のバリアフリー化を進め、新紙幣の両替に対応できる運賃箱への更新、老朽化した線路設備の更新を行いたいと話している。 またコロナ禍前のダイヤに戻すため、不足している運転士の流出を防ぎ、賃金水準を引き上げて新規採用を強化したい考えだ。 定期券(1カ月)については、値上げ後は通勤が6,030円(現行5,630円)、高校以上5,130円(現行4,790円)、中学4,680円(現行4,370円)、小学2,160円(現行1,890円)、全線12,060円(現行11,260円)となる。
テレビ長崎