渾身カマシで二予突破も… 地元・嘉永泰斗は険しい表情「力づくで叩いた感じ」/熊本競輪G3
熊本競輪「開設74周年記念・火の国杯争奪戦(G3)」は4日、2日目を開催。6Rの二次予選を走った嘉永泰斗に話を聞いた。 前回の宇都宮G2共同通信社杯は6758着と激しく叩いてしまった。そこから間隔を置き大事な当開催に備えた。初日はカマシ先行で2着に逃げ粘り状態面を確認することができた。ここは前受けから車を下げての渾身カマシ。後位の瓜生崇智をさばいた阿部拓真に先着を許したが、鐘4カマシで2着を確保した。 「ホームで中団に降りようか迷ったけど、(先行した櫻井祐太郎の番手から)阿部さんがまくったら厳しいと思い行きました。タイミングはあのポイントしかなかったし、力づくで叩いた感じです」 ラインを固めた瓜生や松尾透が勝ち上がることができなかったため、最後まで表情は険しかった。ただ「2走してだいぶ感じがつかめてきた」と収穫も得た。準決11Rは東矢圭吾の番手を回る。東矢とは昨年、久留米競輪場で行われた熊本記念代替の「火の国杯争奪戦in久留米」の準決でも連係しており、嘉永は決勝に乗っている。 今回は3番手に地元の重要人物の中川誠一郎がおり、是が非でも負けられないところだ。(netkeirin特派員)