「ヘレンカミンスキー」豪産メリノウールの生産過程を追跡可能に
オーストラリア発のヘッドウエアブランド「ヘレンカミンスキー(HELEN KAMINSKI)」は、ウールフェルトハットの一部コレクションの生産過程を追跡可能にしたと発表した。 【画像】「ヘレンカミンスキー」豪産メリノウールの生産過程を追跡可能に
対象となるのはオーストラリア産メリノウール。環境再生型農業を行うバルナー・プレーンズとのパートナーシップにより、今回のトレーサビリティが実現した。
農場とそこでの刈り取りから始まり、洗浄、カーディング(羊毛をほぐす工程)、コーミング(不純物を取り除く工程)、縮絨(厚みと強度を増やす工程)、成型、出荷まで、複数の国をまたいだ生産工程が追跡可能になる。
オーストラリア・ビクトリア州の西部地区で牧場を営むバルナー・プレーンズは、1840年代に牧畜のパイオニアであるラッセル一族によって設立された。毛刈り小屋、厩舎、馬車庫、コテージは、オーストラリアのナショナルトラストに指定されている。
追跡可能なウールを使用した製品は「ヴァレリー」5万9400円、「オーガスティン」6万4900円、「フリーダ」5万7200円など。公式ホームページではクリーニング方法や保管方法なども併せて紹介している。