フリーアナ苦戦が囁かれる中…元TBSアナ山本里菜"引き継ぎの女王"とまで呼ばれる成功の秘訣
7月1日、『ネプリーグ』(フジテレビ系)に出演した、元TBSアナウンサーの山本里菜がXで話題を呼んだ。 【事件報道も】すごい!湾岸署の前で事件報道をする山本里菜アナの颯爽とした姿 アナウンサーとしては知っていなければならない就業体験に関する問題で間違えたり、共演した先輩で、元TBSアナウンサーの国山ハセンとの仲を聞かれると、 「私はハセンさんに遊び方を教えてもらいました(笑)」 と、暴露するなどして、場を盛り上げた。 「他にも、トレンドから歴史問題まで、トンチンカンな答えを連発して、いいところはあまりなかったのですが、豊かな表情で回答を迷ったりする姿にXでは 《かわいい》 という声が圧倒的でした。6月で30歳となりましたが、山本アナには、独特の愛らしさがあるのです」(女子アナウォッチャー) そんな山本アナが4月から新レギュラーに就いたのは、稲垣吾郎がメインを務める『TOKYO FM』の音楽番組『THE TRAD』だ。 「’19年の秋にスタートし、開始から“専属店員”と呼ばれるアシスタントを務めていたのは、同じくTBS出身で、“サンジャポ・アナウンサー”でもあった吉田明世さんでした。コロナ禍となり、ゲストがリモート出演する機会も多かったのですが、稲垣さんは『吉田さんのゲスト対応が抜群だ』と周囲に語っているほど、吉田さんのことを信頼しきっていました。彼女の育休を挟んで5年近く、名コンビとしてリスナーからも愛されていました」(ラジオディレクター) それだけに、稲垣もまだ山本との役割分担や関係性などを完璧には掴み切れていないのか、たまにリズムが合わない時もあるが、山本のスタッフ受けは悪くないのだという。 「山本アナは、TBSアナ時代に『サンデージャポン』や『爆報!THEフライデー』 『ジョブチューン~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!』 など、TBSの人気番組のレギュラーを数多くもっていました。見た目はかわいらしく派手な感じですけど、自分から出ていって話をするのではなく、進行をしっかりこなすタイプ。だからなのか、番組名から、彼女の名前がパッと浮かんでこないという特徴がありますね」(前出・ウォッチャー) 確かに青木裕子や田中みな実、そして吉田明世のような歴代アナウンサーに比べ、山本のキャラはどちらかといえば薄かった。 「山本さんは、青木さんや田中さんのように際立ったキャラクターがあるわけではありませんが、それが逆に多くのスタッフに受け入れられやすかったようです。あくまで、タレントさんを立てて、前任の引き継ぎをしっかりこなす。女子アナとして進行役に徹するという意味で、適任だと。 一緒に仕事をしたスタッフたちからは『気配りもちゃんとできる』と評判でした。だから、局アナ時代もフリーになってからも、先輩アナの退社や産休によって真っ先に山本さんに声がかかる。そんな山本さんを『引き継ぎの女王』と形容する業界関係者もいるほどです」(放送作家) 山本が現在所属している『セントフォース』は、かつて皆藤愛子を筆頭に、“お嬢様風”のフリーアナウンサーの宝庫だった。だが、いまでは神田愛花や川田裕美のようにバラエティ番組で、ぶっちゃけるタイプのほうが売れっ子になりつつある。 「そんな中、山本さんは、バランスがちょうどいいんです。TBS時代、爆笑問題やネプチューンに鍛えられていたうえ、結婚後は、『ゴゴスマ』でニュースを読んだり、『ひるおび』でプレゼンターをしたり、しっかり、アナウンサーとしての役割をこなしてきました。稲垣さんとの『THE TRAD』も、すぐに軌道に乗るでしょう」(同) メインの邪魔をせず、決して出過ぎることがない。アナウンサーとして番組の段取りなどもキチンとこなせる。フリーアナウンサーの多くが苦戦するなか、ちょうどいい“引き継ぎの女王”、山本里菜は、案外成功しそうなのであるーー。
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