海中にツリー設置 早くもクリスマスムード、串本ダイビング事業組合、和歌山
串本ダイビング事業組合は21日、和歌山県串本町潮岬沖の海底に高さ約3メートルのクリスマスツリーを設置した。海中でベルやブーツなどの飾り付けが輝き、早くもクリスマスムードを高めている。設置は12月25日まで。 【海中に設置したクリスマスツアーの動画はこちら】 海中クリスマスツリーは、多くのダイバーに串本を知ってもらい、町全体の地域活性化につなげようという取り組み。今年で14回目で、この時季の風物詩となっている。 この日はサンタクロースの衣装を着たダイバーら11人が参加した。前日に組み立てたり、飾り付けたりしたツリーを船に積み込み、同町串本の袋港を出港。潮岬沖にある水深18メートルのダイビングポイント「備前」に到着すると、ダイバーがツリーを海に入れ、流されないように土のうやロープでしっかりと固定した。 作業に参加した人見茉利さん(38)は「海の中も澄んでくる季節で、ウミウシが増えてきてにぎやかになる。青い海の中でツリーを見てもらえたらと思う。水中のツリーはダイバーにしか見られない光景。みんなで飾り付けをしたきれいなツリーの下で写真を撮ったり、魚を見たりして楽しんでもらいたい」と話した。
紀伊民報