秋元康が「永遠のアイドル」と評した柏木由紀。熱愛報道も世間の反応は“ほぼ好意的”だったワケ
恋愛や結婚をしても応援されるアイドルが増えてきた
ある種の「擬似恋愛」的な側面も持つため仕方ないことなのかもしれないが、多くの場合、アイドルは現役活動中に恋愛面での幸せを獲得することはできない。それは、アイドルという「職業」からの卒業によって獲得するというのが多いケースだろう(活動中の恋愛で処分されるケースもままあるが)。 そのいっぽうで、4人中2人が結婚したが卒業や脱退することもなくアイドル活動を変わらず継続できており、アイドルとしての人気も保ち続けている、ももいろクローバーZや、メンバー3人全員がママとなってもなお活動を続けるNegiccoというグループも存在する。 安っぽい言い方だが「多様性の時代」であり、応援するアイドルが幸せな人生を歩めていそうであれば、恋愛しても結婚しても、その幸せを共有しながら応援するというのもひとつのかたちだ。 序盤に述べたスタイルブックの帯文に、秋元康総合プロデューサーはこんなコメントを寄せている。 「柏木由紀がAKB48の19期に応募して来たら、僕はまた、合格させるだろうなあ。彼女は永遠のアイドルだ」 グループを卒業しても、恋愛や結婚をしても、この先アラフォーになっても。柏木由紀が秋元プロデューサーが言うように「永遠のアイドル」なのだとしたら、アイドルの獲得する「幸せ」の新しい形を、この先見せてくれるのかもしれない。すがちゃんと一緒に(笑)。 という着地をついついしたくなるカップルであることは、間違いない。 <文・太田サトル> 【太田サトル】 ライター・編集・インタビュアー・アイドルウォッチャー(男女とも)。ウェブや雑誌などでエンタメ系記事やインタビューなどを主に執筆。
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