センバツ高校野球 作新学院/石橋 選手紹介/6 /栃木
◇継投の重要なピース 作新学院 磯圭太遊撃手(2年) 3人兄弟の末っ子で、兄は2人とも作新野球部OB。父も野球経験者で「物心つく頃にはグラブをはめて遊んでいた」と振り返る。 昨秋の県大会、関東大会では遊撃手で出場し、投手としても何度も登板。継投で乗り切るチームにとって重要なピースとなった。小学生の時には水泳を習い、「そこで培った肩と関節の柔らかさが生きている」と話す。 打撃では同県大会序盤に不振に陥ったが、準決勝で2点を追う場面に2点本塁打を放つなど活躍。「考えすぎていたが、この試合で吹っ切れた」 センバツを前に「実力はまだまだ足りないが、挑戦者として戦い、格上を倒したい」と闘志を燃やす。上三川町立明治中出身。178センチ、82キロ。【井上知大】 ◇中3で全国Vを経験 石橋 入江祥太遊撃手(1年) 2020年の秋の県大会で石橋が作新学院を破ったことをきっかけに、「石橋で野球も勉強も頑張りたい」と入学した。練習後、学校近くの塾へ週5日通い、午後8時から2時間、勉強に励む。 中学3年の時、県央宇都宮ボーイズで全国優勝も経験。だが、その後、腰をけがした。「ストレッチをおろそかにしていた。毎日、お風呂上がりに30分ストレッチをするようにしたら、全くけがをしなくなった」と話す。 投手も兼任する。得意なスライダーに加えて、最近鋭く曲がる変化球「ナックルカーブ」を覚えた。「見ている人たちに楽しんで見てもらえるように、全力で頑張りたい」。作新学院中出身。180センチ、80キロ。【鴨田玲奈】=つづく