【福岡ボート(サマータイム)一般】波乱の要素は十分にある優勝戦
<28日・福岡ボート・5日目> 【記者コラム・森大輔の勝ち組の法則】 1着しか意味がない優勝戦は、予選はもちろん2着取りの準優ともまた別物。準優の勝負強さと優勝戦の勝負強さもまた別物です。そこで、優出メンバーの通算V率を算出しました。これは優勝戦における勝負強さを数値化したものです。
優勝戦の絶好枠を務める渡邊雄一郎は15.8%。まずまずの数字ですが、絶対的に勝負強いかと言われるとそうではありません。しかも、優勝戦のインは24戦12勝で勝率は5割とかなり負けが込んでいます。波乱の要素は十分にあるとみていいでしょう。 トップは26.7%の柳内敬太。30%を超えていた椎名豊がFに散ったのは残念でしたが、柳内もサンプル数が少ないとはいえ立派な数字。穴候補としての資格は十分です。
今度はイン以外でのVの割合を示したイン以外のV率を見てみましょう。これは優勝戦で波乱を起こした確率ということですが、2号艇以下では武田光史、作間章、柳内、澤大介が30%をオーバー。該当コースでのV経験はともに5回の作間と澤が目立っています。前述の通算V率を合わせると、穴党ファンは柳内か作間に白羽の矢を立てるべきでしょう。