「変革はチャンス」自動車再編を注視 鈴鹿商議所が賀詞交歓会 三重
【鈴鹿】三重県の鈴鹿商工会議所(田中彩子会頭)は6日、同市稲生町の鈴鹿サーキットで新春賀詞交歓会を開き、地元政財界の161人が新年を祝うとともに、地域経済の発展を誓った。 田中会頭はあいさつの中で、12月にホンダと日産自動車が基本合意書を締結し、経営統合に向けた協議に入ると発表されたことに触れ、「変革はチャンス。自動車産業は鈴鹿の地域経済の中核であり、商議所としても動きを注視していく」との考えを示した。 そのほか、地域経済活性化に向けた取り組みの一環として、会員事業所が国内外の商談会や販路拡大を主目的とした販売会などに出展する費用の一部を助成する制度を創設し、4月1日から運用開始することを明らかにし、「分野や地域を越えた連携を強化し、新しいビジネスの創出や地元企業の支援を通じて市の魅力を一層引き出していく」と述べた。 田中会頭や一見勝之知事、末松則子市長、地元選出議員ら代表7人が地酒「鈴鹿川」で鏡開きをした後、小林正人県議が乾杯の音頭を取り、参加者全員で新年の幕開けを祝った。