渋谷区本庁舎でデフ卓球企画 来夏東京開催「デフリンピック」機運醸成
2025年に東京を中心に開催されるデフ(耳が聞こえない)アスリートの国際スポーツ大会「第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025」の機運醸成イベントが11月16日から、渋谷区本庁舎で開催される。(シブヤ経済新聞) 【写真】デフリンピックについて紹介するパネル デフリンピックは聴覚に障害のあるアスリートが参加し、補聴器などを外して競技を行う大会。1924年にフランスで始まり、4年に1度春と夏に開催している。 2025年11月の第25回夏季大会は日本で初めて開催されるデフリンピックとなる。渋谷区内にある東京体育館(渋谷区千駄ヶ谷1)では開閉会式と、卓球の試合が行われる予定となっている。 会場ではデフリンピックの歴史やデフ競技、デフアスリートの独自インタビュー、指文字・手話などの紹介や、過去のデフリンピックのユニホームやメダルの展示、試合映像の上映を行う。 今月16日には、デフ卓球の体験企画や選手らによる卓球のトークラリーを展開。当日は、デフリンピックに4大会連続出場し8個のメダルを獲得している亀澤理穂選手や、同じく3大会連続出場しているメダリストの山田瑞恵選手に加え、ロンドンオリンピックで団体銀メダルに輝いた経験を持つ元卓球選手の平野早矢香さん、パラリンピックに3大会連続出場している岩渕幸洋選手が出席予定。 12月7日には、デフサッカーの河野翔選手、デフビーチバレーボールの大塚一乃さんらを招いた手話に関するトークステージを展開。デフスポーツの紙芝居や、手話ができる芸人や興味がある芸人が集まって活動している「よしもと手話ブ!」によるお笑いライブを予定する。 開催時間は8時30分~17時。土曜・日曜・祝日定休(イベント開催日は開場)。12月9日まで。
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