広島―東京間の夜行高速バス、11月21日に復活 JRバス中国 宿泊費高騰で需要見込む
JRバス中国(広島市西区)は11月21日、広島―東京直行の夜行高速バス「グランドリームエクスプレス広島号」の運行を始める。新型コロナウイルス禍を受け昨春、直行便を廃止していたが、宿泊費の高騰などを踏まえ、割安感から需要が見込めるとして「復活」を決めた。 広島発、東京発とも1日1便。広島発は午後8時50分に広島バスセンター(中区)を発車し、翌日午前8時に東京駅に着く。隣との間隔が広く、大きく倒せる3列の座席でコンセントやWi―Fiを備える。運賃は7400~1万9千円。 同社は広島―東京間で、岡山と横浜を経由する座席4列のバスも運行している。直行便は、広島発で所要時間が1時間40分短くなる上、座席のゆとりが大きい。「移動と宿泊を兼ねる夜行高速バスはコストパフォーマンス抜群。観光やビジネスに利用してほしい」としている。 広島―東京直行便は、前身の中国ジェイアールバスが1989年に運行を開始。コロナ禍で2020年から運休と再開を繰り返し、昨年4月に廃止していた。
中国新聞社