回転櫓盆踊り大会への参加を呼びかける四ツ倉実行委員長（前列左から３人目）ら実行委員

　８月１３、１４、１５の３日間、福島県いわき市のＪＲ内郷駅前広場で開かれる「いわき回転櫓（やぐら）盆踊り大会」で、実行委員会は最終日の１５日に若者向けの「盆ダンス」を初めて導入する。東京都内などで活動する「助六太鼓」が現代の歌謡曲などに合わせて太鼓や鉦（かね）を演奏し、首都圏の若者の間で人気が高まっている「盆ダンス」を踊ってもらう。実行委員会は今年の大会の目玉として若い世代の参加を呼びかけている。 　　　◇　　　　◇　　　 　大会は常磐炭鉱の事故の犠牲者の慰霊を目的に始まり、今年で６９回目。８月１３日が前夜祭、１４、１５の両日が本祭となる。１４、１５の両日は午後６時から総踊り、午後６時３０分から盆踊りを繰り広げる。 　若い世代の参加を促す「盆ダンスタイム」は１５日の午後３時から午後５時までと、午後７時３０分から午後８時３０分までに設ける。実行委員会によると、「ダンシングヒーロー」やＡＫＢ４８など現代のヒット曲に助六太鼓が太鼓やかねの音を乗せる予定。通常の盆踊りより振り付けが簡単で、見よう見まねで踊れるという。

　四ツ倉隆裕実行委員長ら役員は１６日、いわき市役所で内田広之市長に今年の大会概要を説明した。四ツ倉実行委員長は「皆さんが楽しめるような企画を用意しており、ぜひ遊びにきてほしい」などと述べた。役員らは昨年の台風１３号からの復興を発信する大会にしたいとの考えを示した。 　来場者は自由に盆踊りに参加できる。問い合わせは実行委員会事務局へ。 （いわき版）