【関西大学ラグビー】天理大は近大に競り負ける スクラムで反則を繰り返し、リズム失う
◇ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第6節 天理大26―28近大(2024年11月17日 神戸総合運動公園ユニバー記念競技場) 天理大が3季ぶりに近大に敗れた。前半19分に先制トライを許したが、フィジカルとスピードで徐々に主導権を握り、25分にSO上ノ坊駿介(3年)の個人技でトライを奪って同点に。28分にはCTB山田晟大(1年)が上ノ坊駿のキックパスを拾って中央にトライするなど、前半は19―14でリードし、後半立ち上がりの5分にもロック・木下颯(3年)がトライするなど26―14と差を広げた。 しかし、10分過ぎから近大にスクラムで仕掛けられるとペナルティーを重ね、プロップ・森仁之輔(3年)が「反則の繰り返し」でシンビンを取られてしまう。19分にスクラムから展開されてトライを許すと、38分にラインアウトから相手フッカーに右隅に飛び込まれて同点に。ゴールを決められて26―28と逆転を許した。 小松節夫監督は「近大はアタックが良い。スクラムが強いのは分かっていたが…」と話し、FB筒口允之主将も「近大のアタックに対して準備してきたが、そこをやられた。簡単にトライを許した場面が多かった」と振り返る。勝ち点1を加えたことで、敗れた京産大と勝ち点25で並んで11月30日の最終節を向かえる。勝てば優勝の一戦に筒口主将は「京産大はアタックがいいチーム。特に留学生の選手をしっかり止められるよう、天理に帰って1週間練習していきたい」と言葉に力を込めていた。