【スーパーラグビー・パシフィック】アップセット! 第14節、クルセイダーズがブルーズ撃破でプレーオフへの望みを残す
◆後半ブルーズに突き放されるも、クルセイダーズが大逆転。
後半、開始間もなくブルーズのFBスティーヴン・ペロフェタがイエローカードで10分間退場(44分)。 クルセイダーズが数的有利になったにもかかわらず、スコアボードを動かしたのはブルーズだった。 FWが近場でピック&ゴーと、効率よく前に出るブルーズの攻撃に防戦一方のクルセイダーズ。ディフェンスが足りなくなったところで外に振られ、11番のAJ・ラムにトライを許した。12-22。10点差とされ、再び突き放された。(51分) 今季のクルセイダーズは、そのままズルズルいって勝てないケーズが多かったが、この日は違った。 54分にNO8クリスチャン・リオウイリー、61分にSHノア・ホザムの連続トライで26-22と再逆転。粘りを見せるクルセイダーズのパフォーマンスにスタジアムのファンも興奮した。 その後、バークから代わってキッカーを任されたフィハキがPGを決めて29-22とセーフティーリードに持ち込んだように見えた(65分)。 しかしブルーズも反撃に出た。 再度FWの近場でピック&ゴーでチャンスを掴み、11番ラムが決定力を活かして左隅にトライ。コンバージョンキックが入れば同点となった。SOハリー・プラマーのキックは僅かに左にそれる。差は2点となった(29-27とクルセイダーズのリード/72分) 激しい攻防は試合終了時まで続くも、確実にボールを確保したクルセイダーズがそのままのスコア(29-27)で逃げ切った。コーチングボックスには、ペニーHCがアシスタントコーチたちと抱き合う様子があった。 試合後のSky Sports NZのインタビューでは、クルセイダーズの選手の笑顔が印象的だった。そして、一番プレッシャーを受けていたペニーHCのインタビューは、いつもより長めだった気がする。 オールブラックスのレジェンド、ジャスティン・マーシャル、ジョン・カーワンとの会話でペニーHCは、「選手のパフォーマンスを誇りに思う。この試合に向けてコーチ陣が良い仕事をした」と語り、特にスクラムで相手にプレッシャーをかけた事が試合を有利に進める要因になった事を強調した。 記者に対して不適切な言葉を使った件については、「自分自身にがっかりしている、自分も、もっと良くならなければいけない」。と語り、反省する言葉も付け加えた。