祝・デビュー50周年!貴重なライブ映像で振り返るTHE ALFEEの軌跡
今年8月25日(日)にデビュー50周年を迎えるTHE ALFEE。そのアニバーサリーイヤーを記念して、ライブ「THE ALFEE / BRIDGE ACROSS THE FUTURE REEL Ⅰ&Ⅱ」「THE ALFEE / YOKOHAMA RED BRICKS Ⅰ&Ⅱ」が8月10日(土)に衛星劇場でテレビ初放送される。 【写真を見る】THE ALFEE / YOKOHAMA RED BRICKS Ⅰ&Ⅱ 高見沢俊彦、桜井賢、坂崎幸之助という個性が集まり、独自のスタイルを確立してきたTHE ALFEE。1973年に明治学院大学で出会い、グループを結成。そして翌1974年8月にシングル「夏しぐれ」でデビューした。元々はフォークソング系の楽曲が多かったが、80年代に入ってからはロックな楽曲も増え、1983年にリリースした「メリーアン」が大ヒット。同年、初の日本武道館公演も成功させている。以降、ドラマ主題歌にも起用された「星空のディスタンス」をはじめ、「STARSHIP -光を求めて-」「恋人達のペイヴメント」「SWEAT & TEARS」「サファイアの瞳」など、ヒットを連発。「メリーアン」から2023年5月にリリースした「鋼の騎士Q / Never Say Die」まで57作連続でオリコンランキングのトップ10入りを果たし、継続中。7月24日発売の「KO. DA. MA. / ロマンスが舞い降りて来た夜」でさらに記録を更新した。 3人それぞれがリードボーカルを取れるところもTHE ALFEEの強みの一つになっている。天使をかたどったエレキギターを演奏するなど、王子様的優美な雰囲気を持つ高見沢は美しいハイトーンボイスが特徴で、「恋人達のペイヴメント」といった楽曲などでその良さがより生かされている。ひげとサングラスがトレードマークの桜井は芯のある歌声が特徴で、「星空のディスタンス」のような楽曲でメッセージをガツンとリスナーに届けてくれる。フォークソングに造詣の深い坂崎は優しく温かみのある歌声が特徴。「恋人になりたい」など、聴いているだけで和ませてくれる魅力がある。そして、そんな3人が生み出すハーモニーは最強だと言えるだろう。 そして、"ライブ"もTHE ALFEEの強みの一つ。「メリーアン」で大ブレイクする前からライブにおける動員数はかなり多く、1982年からはツアータイトルとつけて全国を回るコンサートツアーを行っている。2014年の春に行ったツアーが終了した時点で、ライブの通算本数が2917本を達成。楽曲をコンスタントにリリースしてきているのと同様に、ライブを行うことでTHE ALFEEが常に最先端であり、チャレンジャーであり続けられている。デビューから50年経とうとしているが、進化はまだまだ止まらない。 記録にも記憶にも残るライブをたくさん行ってきた中から、今回、いくつかのライブが放送される。その中でもこの2本をオススメしたい。まずは「THE ALFEE / BRIDGE ACROSS THE FUTURE REEL Ⅰ&Ⅱ」。1990年8月に神奈川・横浜みなとみらい21にある臨港パークで開催されたライブで、「鋼鉄の巨人」で始まり、「恋の炎」「Nervous Breakdown」で盛り上げ、さらには「SWEAT & TEARS」「夢よ急げ」など最後まで熱いステージパフォーマンスを見せてくれる。もう一つは「THE ALFEE / YOKOHAMA RED BRICKS Ⅰ&Ⅱ」。こちらは1996年に神奈川・横浜赤レンガパークで行われた15回目のサマーイベントライブ。「THE STARDUST MEMORY」「星空のRANDEZVOUS」「STARSHIP ―光を求めて―」「星空のディスタンス」「ROCKDOM~風に吹かれて~」など、夏や野外にぴったりの楽曲もたっぷりと聴かせてくれる。この2本はいずれもテレビ初放送となる。他にも、1987年に母校・明治学院大学の学園祭で行われた「THE ALFEE MEIGAKU LIVE 3 NOVEMBER 1987」や札幌・横浜・大阪・福岡の4都市で行われたサマーイベント「ALL OVER JAPAN 4ACCESS AREA 1988」、横須賀シーサイドパークで開催された5万人を動員したライブ「THE ALFEE / JUST LIVE!」も放送される。 デビュー50周年を迎えるこの8月は、TUBE、西川貴教、宮野真守、坂本冬美らが参加したキャリア初のトリビュート・アルバムや、リーダー高見沢がセレクトしたCD4枚組のベスト・アルバムが発売される、また、8月17日(土)、18日(日)には、神奈川・Kアリーナ横浜でライブ「THE ALFEE 2024 Wind of Time 50年目の夏祭り」が開催される。歩みを止めず、自分たちのペースで着実に前に進んでいく。継続は力なりというが、まさにそれを体現しているのがTHE ALFEE。50年目の進化にも期待したい。 文=田中隆信
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