最悪の記録…10試合で5敗目のアモリムは危機感「勝てなければどの監督も危険な立場にある」
マンチェスター・ユナイテッド(プレミアリーグ)のルベン・アモリム監督は、自身の招聘に多額の費用がかかっているとしても、勝てるチームを作れなければ解任から逃れられないと感じているようだ。『BBC』が伝えた。 マンチェスター・Uは26日、プレミアリーグ第18節でウォルヴァーハンプトンと対戦。試合は後半早々にブルーノ・フェルナンデスの退場により数的不利での戦いを強いられると、後半に2つのゴールを奪われて0-2の敗戦を喫した。試合後にはサポーターからブーイングを浴びせられ、多くのファンが早々に帰路につくなど、なかなか結果が出ないことで厳しい状態が続いている。 マンチェスター・Uの関係者はアモリム監督に対する全面的な支持を強調しているが、最近の結果とパフォーマンスが一部のファンを不安にさせていることもあり、指揮官は危機感を募らせていることを明かした。 「マンチェスター・ユナイテッドの監督は、どんな状況でも決して安住できない。就任から1ヶ月で練習を4回しかできていないと言い訳できるが、我々は勝てていない。それが現実だ。解除金を支払ったかどうかに関係なく、勝てなければどの監督も危険な立場にあることは分かっている。それがこの仕事だからこそ、私はこの仕事が好きなんだ」 「私はここにいて仕事に集中しなければならない。このような困難な時期を経験するのはサッカーの一部だ。厳しくなることは分かっていた。より多くの試合に勝ち、選手たちにより自信を持たせ、アイデアを売り込み、物事を改善するために取り組むことを期待していた。現時点では本当に厳しい状況だ。時間を得るために生き残り、そしてチームを改善していかなければならない」 就任後、最初の10試合で5敗を喫したのは、1930年代にクラブ内部で昇格したウォルター・クリックマー氏以来で、新任の監督としては最悪の記録となっている。