プロでは通用せず…。消えた高校サッカーの元スーパースター(10)早々にJリーグに別れ…。2度の全国制覇に導いた超天才
第103回全国高等学校サッカー選手権大会が開催されている。過去の大会では多くのスターが誕生した。その後、プロとして華々しいキャリアを積む選手がいた一方で、パッとしなかった選手もいる。今回は、選手権でインパクトを残しながらも、プロとして期待されたほどの活躍ができなかった選手をピックアップして紹介する。
MF:檀崎竜孔(だんざき・りく) 生年月日:2000年5月31日 出身高校:青森山田高等学校 主な在籍クラブ:北海道コンサドーレ札幌、ジェフユナイテッド千葉、ブリスベン・ロアー、ウェスタン・ユナイテッド 檀崎竜孔は、青森山田中学で全国中学校サッカー大会優勝を経験して青森山田高等学校に進学し、1年生からベンチ入りしたMFだ。高校1年時、第95回全国高等学校サッカー選手権大会で青森山田の初優勝に貢献した檀崎は、2年目に大会優秀選手に選ばれた。 北海道コンサドーレ札幌加入が内定していた3年時の第97回大会では再び優勝メンバーとなり、バスケス・バイロン、三國ケネディエブス、武田英寿らとともに大会優秀選手に選出され、チームの中心選手として大いに活躍した。 2019年に札幌へ加入すると、大きな期待を背負ってプロキャリアをスタート。しかし、2年間でリーグ戦出場はわずか3試合。高校時代は抜群の攻撃センスであらゆる仕事をこなしていたが、プロの世界では突出した武器がないようにもみられ、課題に直面することとなった。 その後、檀崎はオーストラリアに渡り、2020/21シーズンはブリスベン・ロアーでAリーグ9得点を記録する活躍を見せた。現在は同リーグのウェスタン・ユナイテッドに所属し、レギュラーとしてプレーしている。 オーストラリアの地で経験を積んでいる檀崎は、まだ24歳と若い。日本を離れた高校サッカーの元スーパースターは、再び日本で輝きを放つ日がくるかもしれない。
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