愛知・カフェ併設 中部地区最大の無印良品オープン
名古屋市中村区の名鉄百貨店内にある「無印良品」が17日にリニューアルオープンした。メンズ館6階の約2200平方メートルを利用した売り場は、中部地区最大規模。同地区初登場となる「Cafe&Meal MUJI」を併設するほか、他店にないサービスやアイテムを数多く備え、中部地区の旗艦店として生まれ変わった。またエビフライなどの「名古屋めし」や「名古屋弁」を用いたユニークなスタンプで自分だけの文具に仕上げられる地元ならではのコーナーも人気を呼び、初めて迎えた土・日も多くの人でにぎわいを見せた。
カフェメニューには各地の食材用いた料理も
Cafe&Meal MUJIはこれまで全国に20店舗(Cafe MUJIを含む)を展開。ショーケースには、季節の野菜をふんだんに使った温かいデリや冷たいデリが並ぶ。好みの品を選んで組み合わせるデリプレート(3品850円~)は、バランスの良い食事が楽しめると好評。「1か月に一度全店のシェフが集まるなど、メニュー考案には力を入れています。メニューには各地の食材を用いた料理も」(良品計画 宣伝販促室/赤峰さん) 素材の味を大切にしながらも、物足りなさは感じさせない豊かな味わいで、ご飯またはパン、みそ汁またはスープが選べるなど、選択肢の多さもうれしい。デザート類も豊富にそろうため、カフェとしての利用でも十分に満足できそうだ。
地元らしいスタンプ無料利用でオリジナル文具を
福岡市の天神大名店に続いて全国で2店舗目の登場となる「re-muji」は、回収した無印良品の服を染め直した一点物がそろうコーナー。シャツやカットソーなど、形も色の濃さも違うオンリーワンのアイテムが並んでいるため、好みの一点との出会いを期待しながら見定めていく楽しみがある。 また、無印良品のシンプルなアイテムをカスタマイズするサービスも充実。ノートやアルバムなどの紙製品を購入すると、多数用意されているスタンプを無料で利用して、自分だけの文具に仕上げられる。同店には、名古屋らしいしゃちほこやエビフライ、名鉄百貨店のシンボルともいえるナナちゃん人形などがスタンバイ。「ラッピングした商品にメッセージをスタンプするのもおすすめです」(良品計画 販売部/田澤さん) その他、好きなデザインを持ち込める布プリントのサービスや、200種類以上のマークや文字から選べる刺繍といった有料サービスも用意されている。
東海エリアの菓子や調味料などを集めたコーナーも
Found MUJI東海は、メーカーを問わずセレクトした東海エリアの菓子や調味料などを集めたコーナー。トラベルグッズがそろうMUJI toGOもあり、名古屋駅を訪れる観光客にも需要がありそうだ。 ほかにも、香り工房、イベントスペースに加え、個性的なデザインをプラスできるインテリアグッズを集めたショップ「IDEE」が併設されるなど、中部地区で同店だけという内容は幅広いジャンルにわたる。 よく見慣れた無印良品とは違った特別感があり、無印良品のコンセプトを体感できるショップは、今後も注目を集めそうだ。