選手アップ中に日本ハム・新庄剛志監督がみせた献身「去年、浅間くんがケガしたから」 外野状態を自ら確認し整備 選手のため細心の心配り
「日本ハム春季キャンプ」(3日、名護) 日本ハムキャンプの3日目。新庄剛志監督が左翼ポール付近に向かうと、おもむろに足元のグラウンドの状態を確かめ始めた。 選手たちがアップをしている時間帯だった。左翼から中堅へ歩きながら気になるところがあると土をかぶせて整備する。監督とあいさつを交わすと「去年、浅間くんがけがしたから」と一言残し、右翼へ向かっていった。 この日は午後から紅白戦を予定していた。指揮官の頭をよぎっていたのは、昨年2月26日のオープン戦。この球場で浅間大基外野手が外野守備中に左足首を骨折。浅間は昨季シーズンの大半をリハビリに費やすことになった。 飛躍を誓う3年目の指揮を担う新庄監督。選手のための入念な心配りに、今季に懸ける想いを感じた。(デイリースポーツ・佐々木彰尚)