超お宝本!『帝国劇場アニバーサリーブック NEW HISTORY COMING』12・20先行発売 堂本光一「帝劇は人を変える力がある」
2025年2月に建て替えのため一時休館する東京・丸の内の帝国劇場の公式書籍「帝国劇場アニバーサリーブック NEW HISTORY COMING」(東宝、税込み5990円)が発売されることが3日、分かった。上演記録や舞台裏の写真のほか、歌舞伎俳優、松本白鸚(82)や俳優、市村正親(75)らスタッフを含めた191人が思い出と未来を語る。全356ページの超お宝本だ! 1966年の開場から演劇、ミュージカル、歌舞伎と350超(再演を除く)の演目を上演してきた現・帝国劇場の歴史が一冊の本になる。 同劇場で12月20日に先行販売され、来年1月15日から全国書店で発売。地上9階、地下6階からなる世界的にも類まれな劇場の機構はもちろん、名舞台を演じてきた俳優や支えてきたスタッフが語る思い出、さらに伝説を生み出してきた亡き名優らに関する家族や仲間たちの証言など盛りだくさんの内容だ。 全カラー356ページ、厚さ2センチの書籍の表紙は58年間、ロビーで来場者を迎えてきた金属製すだれ「瓔珞(ようらく)」にステンドグラスが反射したきらびやかなもの。裏表紙は、同書へ登場する役者やスタッフが実際に使った出勤を伝える着到板を採用。購入者の名前などが書き込めるよう〝192番目〟を空欄にする粋な計らいもされた。 巻頭は、市村とKinKi Kidsの堂本光一(45)、「エリザベート」など数々の主演作を演じてきた井上芳雄(45)が帝劇の屋上で行った座談会を収録。 2000年に始まった「SHOCK」シリーズが今月29日に終幕する光一は「帝劇は人を変える力がある」としみじみ。1992年から「ミス・サイゴン」のエンジニアを30年演じ、他演目でも舞台を彩ってきた市村は「この3人でできるミュージカルがあったらいいよね」と新帝劇へ思いをはせた。 さらに「ラ・マンチャの男」に主演し、後年は演出も手掛けた白鸚の〝あるべき姿のために戦い続ける〟心意気などを次女で共演者の松たか子(47)らが告白。 10月17日に死去した西田敏行さん(享年76)は、1994年から「屋根の上のヴァイオリン弾き」の主人公、テヴィエを通算261回熱演。故人が7月下旬に都内の事務所で約40分、熱く語った役や仲間への気持ちも掲載される。さらに名優、森繁久彌さん(享年96)や森光子(享年92)さんらの舞台映像がスマートフォンで楽しめる仕掛けも。読みどころ、見どころ満載の内容になっている。