ヤクルトD1位・中村優斗がエコ入寮 材料費500円ほどの手作りストレッチパイプを持参
年末年始は故郷の長崎に帰省。元日も休まず体を動かし、8日に始まる新人合同自主トレーニングに備えてきた。佐賀県の祐徳稲荷神社を訪れた初詣では「1年間、けがなくやり切れるように」と祈願。即戦力の先発として期待される背番号15が、相棒を手にルーキーイヤーから好スタートを切る。(武田千怜)
★寮長に手土産
中村は入寮に際して、中西寮長に向けた手土産を持参する大人の気遣いを見せた。この日は帰省先の長崎から上京。長崎空港で購入したという手土産は、福岡で大人気の白あんの入ったまんじゅう「博多通りもん」だった。「(長崎名物の)カステラではなく…」と苦笑い。「博多通りもんはおいしいので」と声を弾ませ、おちゃめな一面も披露した。
▼趣味のウクレレは持参せず
中村の趣味はウクレレで、スピッツの「空も飛べるはず」を弾けるほどの腕前。愛知工大の寮の自室にはウクレレがあったが、この日は持参せず。「野球に集中するために置いてきました。野球に必要なものしか持ってきていない」と言い切った。ドラフト後は下半身を中心に筋力強化。「早く1軍のレベルの体、プロの体になれるように。入寮するまでに少しでも近づけるようにという思いでやってきた」と説明した。