ブータン、親インド継続 総選挙で元首相返り咲き
【ティンプー共同】ヒマラヤの王国ブータンで9日に行われた国民議会(下院、47議席)総選挙で、13~18年に首相を務めた国民民主党のツェリン・トブゲイ党首(58)が首相に返り咲くことが10日、確実となった。ブータンは中国と国境係争地を抱え、経済や軍事面の後ろ盾としてインドと緊密な関係を保っており、トブゲイ氏はインドとの協力関係を重視する方針を示している。 選管によると、国民民主党は30議席、新党の縁起党が17議席を確保した。 トブゲイ氏は総選挙前の今月6日に首都ティンプーで共同通信の取材に応じ、親インド外交を継続し「さらに関係を発展させていきたい」と述べた。