<ラグビー>「エディーのために」で団結してオールブラックスに挑む!
最強軍団から4トライ以上を狙う
スクラムハーフ田中も、「心配」という話の後にこう続けている。「現状のハンディを、この国に根付く浪花節的メンタリティーで力に変えたい」と。 「エディーのために、という思いの強い選手も日本には多いと思う。エディーのためにやりたいです」 世界最強オールブラックスのラインナップは未定だが、フランカーのリッチー・マコウ主将や、世界有数のスタンドオフであるダン・カーターらも遠征メンバーに入っている。オールブラックス陣営は「若手にチャンスを与える機会」と対ジャパン戦のコンセプトを語っていたが、要所には枢軸を置くのは確かだろう。簡単には崩れまい。まずジャパンは、立ち上がりから看板の組織的アタックを繰り出し、相手がここ数年来取られていない「4トライ以上」を狙いに行きたい。そこで初めて、勝負のステージに立てる。 (文責・向風見也/ラグビーライター)