ボクシング・坪井智也、最終予選棄権でパリ五輪消滅 21年バンタム級世界王者
日本ボクシング連盟は23日、男子51キロ級の坪井智也(自衛隊)が24日開幕のパリ五輪世界最終予選(バンコク)を棄権すると発表した。同連盟は『「必要な体調を準備できない」と本人及びチームで判断し、医学的な見解を踏まえて棄権した」と説明。今予選は出場権獲得のラストチャンスで、五輪出場の可能性が消滅した。 坪井は21年東京五輪の出場は逃したが、同年の世界選手権バンタム級(54キロ級)で優勝を飾り、パリ五輪のメダル候補として期待されていた。出発前には「足りないところをしっかり練習してきた。結果でしか見せられない。もうやるだけなんで、頑張ります」と決意を語っていた。 28歳は自身のX(ツイッター)で「期待を裏切り申し訳御座いません。皆さんのお陰でアマチュアボクシングを一先(ま)ずやり切り、無事にリングを降りる事が出来感謝しております。沢山(たくさん)の応援本当に有難う御座いました!」(原文ママ)と、競技生活の区切りを示唆した。
報知新聞社