70歳の母親に「200万円のへそくり」が発覚!「死んだら家族で分けて」とのことだけど、死後の贈与だと「損」になるでしょうか?
死ぬまで贈与しない事は損?
今回の件で損か得かを判断するのは難しい部分がありますが、 税金面では亡くなった時に家族にわたるほうが相続税の非課税枠が大きく有利です。 しかし、お金は使うタイミングが非常に重要です。母親が亡くなる前に孫の進学などを控えているのであれば、生前に贈与することで贈与税がかからずメリットが大きいでしょう。 さらに、お金は使ってこそ価値がある事も忘れてはいけないでしょう。当然、今回の200万円は、母親が自由に使う権利のあるものですから無理に贈与や相続の話を持ち掛けるのは良くありません。 とはいえ、保管の問題もありますから母親に少し優雅な旅行などを勧めて、それに同行させてもらったり、1年間のイベントやお祝いを増やして娯楽に充てたりするという選択肢も良いでしょう。 1番損をするのは200万円を巡って家族間トラブルになる事です。税金面のことと今後の必要資金、娯楽に充てることのバランスをとることが重要です。 出典 国税庁 No.4408 贈与税の計算と税率(暦年課税) 国税庁 No.4102 相続税がかかる場合 国税庁 No.4508 直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の非課税 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部