君島十和子“初めまして”の心得「年を重ねて肩の力も抜けてきた。TPOに気を配った話題と見た目を意識します」
初対面の方に会う際に気を付けていること
「初対面でのファッションやメイクは大事だと思っています。もちろん、“こうでなければ”という決まりもありませんし、好きでもないスタイルを無理にする必要はありません。だけど、そこまでこだわりがないのであれば、好印象を与えるスタイルにトライするのも一つの手。 例えば、ママ友との初対面の場合。バッチリメイクや凝ったヘアスタイルは避けたほうが無難です。親しみやすさがどうしても削がれてしまうから。学校や幼稚園だったら、そこの雰囲気に合わせるといいでしょう。 仕事であれば、やはり外せないのはきちんと感。『お時間をいただけて、光栄です』という気持ちを伝えるには外見も大切だと思います。あとはお会いするのがどんな役職であっても、敬意と尊敬を持って接するように」
初対面の方に会う場合、「好印象」に思われるためのスムーズな会話とは?
「会話の内容は、最初は当たり障りのないものを。ご自身やパートナーの方の職業(年収なども推測しやすいですし……)などではなく、天気の話などで共通の話題を探すのが良いと思います。ママ友相手で、まだお子さんが幼稚園や保育園であれば、生まれ月の話、子育ての話がおすすめ。『母乳(やミルク)っていつまで飲ませていた?』みたいな子育てあるあるエピソードは鉄板です。自慢話と思われるような話題は避けたほうがベターです。墓穴を掘ったり、相手に余計なプレッシャーを与えることになりかねませんから。 これは相手がどなたであっても同じですが、初めましてのシーンは相手も緊張していることが多いもの。だからこそ、口角を意識的に上げて笑顔で、相手の目を見つめましょう。『私はあなたと仲良くなりたい』という好意が伝わりますから。また、香水そのものはNGではないですが、強い香りは避けたほうが良いと思います」
初対面で好印象を与える手土産とは?
「大袈裟すぎず、手軽すぎず。手土産って難しいですね。初対面の場合はとくに、相手のことを思って用意したことが伝わりつつ、負担にならない金額であるものを」 「私の定番は、和風だったら、『とらや』の羊羹。他の羊羹も好きなのですが、初めましての手土産だったら“京都限定”の白味噌や黒豆黄粉の羊羹を選ぶことが多いですね。コンパクトな食べきりサイズなのでカットする手間が不要なところも喜ばれます。京都一条店で購入できるほか、他県の店舗でも少々時間がかかりますが、お取り寄せすることも可能です」