「私たちにとっては何の区切りでもない」加古川刺殺の被害女児遺族、逮捕受けコメント発表
兵庫県加古川市で平成19年に小学2年女児を刺殺したとして、殺人容疑で勝田州彦容疑者(45)が27日に再逮捕されたことを受け、女児の遺族は代理人弁護士を通じて「私たちにとっては何の区切りでもありません。全てを正直に話してほしい」とのコメントを発表した。全文は以下の通り。 ◇ 犯人の逮捕にあたって 平成19年10月16日に娘が殺害され、それからの17年間、私たちにとって本当に長い長い月日でした。この17年間には様々なことがありましたが、その月日があまりに長すぎて、この3週間ほどの突然の出来事、展開に対して気持ちが追いついていないというのが正直なところです。 ただ、娘を殺害した犯人が逮捕されたことで「一区切り」という言葉もあるのかも知れませんが、娘が返ってくるわけでもなく、またこれからも捜査や裁判も続く中で、私たちにとっては何の区切りでもありません。犯人が今後どのような話をするのか分かりませんが、私たちとしては、全てを正直に話してほしいと思うばかりです。 娘が殺害された17年前もこの3週間ほどの間も、多くの報道機関の方があちらこちらで取材をされ、報道もされています。事件とは関係のない私たちの知人、友人の他、事件のあった地域でも取材をしているようですが、私たちとしては娘が殺害されたこの事件の推移をしっかりと見守りたく、そっとしておいていただきたいと考えています。 令和6年11月27日 被害女児の母及び遺族一同