【阪神】ビーズリーが4安打1失点で来日初完投 無傷3勝目でひそかな夢が実現間近「本当に楽しみだよ」
◆日本生命セ・パ交流戦 阪神4―1西武(8日・甲子園) 阪神のジェレミー・ビーズリー投手が4安打1失点で来日後初完投した。完封がかかった9回は志願の登板。内野ゴロの間に1失点したが、来日最多119球で投げ切った。来日2年目の今季はアメフトボールを使ったトレーニングにも着手し、好調をキープする。無傷の3勝と飛躍をとげる中、ひそかにかかげてきた夢が実現間近だ。 ビーズリーにはひそかな夢がある。 本場の豚骨ラーメンをもう一度食べること―。 昨季の2軍福岡遠征。道中に立ち寄った博多の街で小腹を満たすため、有名豚骨ラーメン店を2軒“はしご”した。「本当においしい」と感動。以降、自宅近くの豚骨ラーメン店に週1~2回のペースで通う。ここ最近は「食べると成績がいいんだ」と登板前夜は必食。試合前はうどんをすするのがルーチンだ。 来日2年目の今季は春季キャンプ中盤に上半身のコンディション不良で離脱。実戦登板は4月上旬までずれこんだ。2軍で29イニング連続無失点を記録するなど猛アピールし、5月17日に1軍初先発。ここまで無傷の3勝を挙げるなど着実に信頼をつかんできた。 中6日のローテ通りにいけば、次回登板は15日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)となる見通し。5月中旬には「本当に楽しみだよ」と熱望していた博多遠征だ。この日はお立ち台で虎党に「あしたも勝つばい~」と“フライング”で博多弁も披露。今度は正真正銘、先発ローテ投手として本場の味を堪能できそうだ。(阪神担当・直川 響)
報知新聞社