田中真紀子氏 国民・玉木代表への石破首相対応に嫌悪感「自民党的な、古い、いやらしいやり方」
田中真紀子元外相(80)が11日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金後1・55)にリモートで生出演し、自民党政権の“やり口”に苦言を呈した。 【写真あり】玉木雄一郎氏の不倫疑惑の相手の元グラドル 自動車レースのイメージガールとして活動も 10月の衆院選では、自民が公示前から56議席減の191議席に終わった。連立政権を組む公明党とで過半数(233議席)を割り込む215議席にとどまり、これまでのような政権運営が困難になった。 そんな中での自民を中心とした政権運営について、真紀子氏は「透明性、説明責任を持って理由を言うということなんですよ。国民が納得すれば野党を支持する人も理解します」と助言し、「これをはぐらかしていると、すぐに行き詰まりますよ」と警告も忘れなかった。 具体例として、この日午前に行われた自民の石破茂首相と国民民主党の玉木雄一郎代表との党首会談を挙げた。玉木氏は年収103万円の壁引き上げなど、国民の手取りを増やす具体的政策を挙げたのに対し、石破氏は「進めるべき政策は進めていく」と答えたというもの。 真紀子氏は「玉木さんが103万円のことを言いに行ったら、“進めるべき政策は進めていく”と石破さんが答えたと。具体的に玉木さんが言っているにもかかわらず、進めるべき政策が、進めるべきかどうか、この事実について答えてない、石破さん」と指摘した。 真紀子氏によると、こうしたやり方は「自民党的な、古い、いやらしいやり方」という。「“分かった、分かった。やるべきことは相談しよう”と。やる気ないんじゃないかと私は思うんですけど。古いやり方が、石破さんに限らず、岸田さんもそうですよ?今の自民党が国民みんなから総スカンになる理由は、このやり方なんです」と、旧態依然な自民党体質に疑問を呈した。 その上で真紀子氏は「もっと説明責任を、事実を、ファクトを」と指摘。「“これだけ借金があります。年収の倍以上の借金があります。こんな中でもどうやっていきますか?100兆円の予算を組んでいます。どこに力を入れて、どこを引っ込めます。この内閣の責任で日本のあるべき姿はこうだから、そこに近づけるためにやるんです”と、はっきり言ってくれなきゃ困る」と訴えた。