息子の入学祝いに「BMW」を買ってあげたいです。400万円ほどするのですが「贈与税」はかかりますか? 非課税にはできないのでしょうか?
贈与税が0円になるのは110万円以下の車
贈与税を0円にするためには、基礎控除額の範囲内で車を購入する必要があります。基礎控除額は110万円であるため、中古車で110万円の車を選ぶことで子どもが贈与税を支払う必要がなくなります。 しかし、110万円では、中古でもなかなかほしい車が見つからないという人も多いでしょう。今回は親が18歳以上の子どもに車を贈与した際の贈与税の価格を、車の価格別に図表1で紹介します。 図表1
国税庁 財産をもらったとき 贈与税の速算表【特例贈与財産用】を基に作成 大学生でも支払いやすい贈与税を考えると、250万円程度の車を買うことが現実的といえるでしょう。250万円の新車を購入する場合、軽自動車であれば幅広い車種から、普通自動車なら「カローラ」や新型SUVの「WR-V」などが選べます。 また親が乗っている車の評価額が110万円以下になっている場合は、その車を子どもに贈与する方法も贈与税を0円にする方法の一つです。
まとめ
大学生になった子どもに400万円のBMWをプレゼントすると、子どもに「33万5000円」の贈与税の納税義務が発生してしまいます。大学生の子どもに背負わせるには少々高額であるため、車体価格を抑えるか、贈与税分の現金も贈与することも検討しましょう。 ただし、現金や財産を贈与するとその分の贈与税もかかるため、最も負担の少ない方法を検討してみましょう。 出典 国税庁 財産をもらったとき トヨタ自動車 カローラフィールダー HONDA WR-V 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部