“キューバの至宝”グリエルがもたらす効果とは
■梶谷にはさらなる奮起が必要 そうは言っても、現実的には二塁にグリエル、石川の外野コンバートが有力視されている。そうなると、好調を維持する荒波のレギュラーは堅いとして、残るは2枠。筒香、梶谷に石川が食い込む形となるわけだが、表2からも分かるように筒香、梶谷は低調ぎみ。梶谷に至っては、安打・本塁打ともに激減しており厳しい戦いとなりそう。グリエルのデビュー戦となった8日楽天戦でも、筒香が1本塁打を含む2安打3打点の活躍の一方で、梶谷はノーヒット。加えて、梶谷は守備でも危ないシーンを招いており、さらなる奮起が必要となる。 ■根っからの野球小僧 最後になったが、球場に足を運んでグリエルを見る際に、ぜひ注目していただきたい点がある。それは、守備が終わってベンチに帰る時の彼の笑顔だ。楽しそうに小走りでベンチに戻る彼の姿からは、純粋に野球を楽しんでいる様子がうかがえ、スポーツに国境がないことを改めて教えてくれる。攻守にわたるスーパープレーを期待する野球ファンのみならず、イケメンでもあるグリエルには、今後女性からの支持も高まりそうなだけに、その活躍から目が離せない。 (株)日刊編集センター