【写真：Getty Images】

　いよいよ今週からイングランド1部リーグのプレミアリーグが開幕する。サッカー日本代表MF鎌田大地も所属するクリスタル・パレスは昨季10位でシーズンを終えたが、今季を戦う陣容はどうなっているのか。今回は選手の推定年俸をランキング形式で順位ごとに紹介する。年俸は『Capology』、スタッツは『transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合はサイトに準拠。情報は全て8月12日時点。

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8位：ジェフ・シュルップ（元ガーナ代表） 生年月日：1992年12月23日（31歳） 推定年俸：371.2万ユーロ（約5.9億円） 23/24リーグ戦成績：29試合2得点2アシスト 　クリスタル・パレスの年俸ランキング・トップ10で最年長なのが、31歳のジェフ・シュルップだ。推定年俸は371.2万ユーロ（約5.9億円）となっている。 　シュルップは、レスター・シティのアカデミーで育った。サッカー元日本代表の岡崎慎司とともに2015/16シーズンのプレミアリーグ制覇にも貢献した選手で、2017年冬に1380万ユーロ（約22億円）の移籍金でクリスタル・パレスに加入した。 　シュルップの武器として真っ先に挙がるのは、複数のポジションをこなせる万能さだろう。レスターでプレミアリーグ優勝を飾ったシーズンは左サイドでのプレーがほとんどだったが、クリスタル・パレスでは左サイドだけでなく、セントラルMFやウイングなどでもプレーしている。身長は178cmで特別大柄というわけではないが、パワフルで推進力があり、ピッチの至る所に顔を出せる選手だ。 　昨シーズンのプレミアリーグでは29試合に出場したが、うち先発は17試合で、不動のレギュラーという立場ではない。それでも今年5月に契約を更新しており、クラブの信頼は厚い様子だ。イギリスメディアの『デイリー・レコード』は今月9日、セルティックがシュルップの獲得に熱心だと報じた。31歳のベテランであり、契約満了まで残り1年ということを考えれば、放出される可能性も否定できないが、監督にとって、様々な位置でプレーできるシュルップは非常に貴重な存在と言えるだろう。