小栗旬・浅野忠信・山田孝之らが秋田に集結「ミラーライアーフィルムズ」とは【エンタメDIG】
誰よりも良い刺激を受けるのは、映像・映画製作を夢見る「地元」の若者たち。ミラーライアーフィルムズの「シーズン6」でも秋田市の学生が、小栗旬監督、浅野忠信監督のもと、実際の現場に入って多くの学びを得たのです。 ◆「ここは、田舎なんだから。」 国立社会保障・人口問題研究所によると、秋田県の0歳から14歳の人口の割合は、全国ワーストの9.7%(2020年)で、秋田県の人口は2050年までに およそ56万人まで減り、人口の半数が65歳以上の高齢者になると推計しています。 そんな少子高齢化や人口減少など、後ろ向きなニュースに抗うように、今年3月に開かれた「MIRRORLIAR FILMS シーズン5」のイベントポスターには、秋田の若者の「叫び」が凝縮されていました。 「ここは、田舎なんだから。」 その声は言う。 君には経験が足りないって。 実績もないし、まだ若すぎる。 きっと周りも許さない。 挑戦なんて、できやしない。 夢を見るだけ無駄だって。 鏡を見るたび、そう呟いていた。 でも、今やっとわかったことがある。 秋田という土地は、 私を縛りつけてなんかいない。 この場所は、制約か、武器か。 それは、私が決める。 ーーー引用ここまでーーー シーズン5(今年3月の上映祭)のテーマは「BOUNDLESS(バウンドレス)」で、この場所ではクリエイションができない、挑戦ができないという「意識の縛り」から解き放ち、この先 秋田に広がる可能性にワクワクして走り出していってほしいという関係者の思いが込められていました。 実際にプロジェクトに参加した若者たちは・・・ ・秋田でも映画を作ることができるんだ!と感動した ・プロの現場だからこそ味わえる緊張感と達成感はとても刺激になり良い経験だった。改めて地元の良さや知らなかった魅力を見つけることができた ・来年から地元秋田を離れてしまうが、今後も関わる人たちに秋田の魅力を伝えたいと思える貴重な体験となった こうしたMIRRORLIAR FILMSの取り組みは、今年6月 アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2024」でも紹介されました。