正月三が日の東京都内、餅を喉に詰まらせ高齢者2人死亡…9人が救急搬送
東京消防庁は4日、元日から3日の正月三が日に東京都内で男女9人が餅を喉に詰まらせて救急搬送され、このうち70~80歳代の男性2人が死亡したと発表した。1月中は今後も餅を食べる機会が多いことから、同庁が注意を呼びかけている。
発表によると、板橋区の70歳代男性が1日昼、練馬区の80歳代男性が2日朝、それぞれ自宅で食べた餅を喉に詰まらせ、家族が119番したが搬送先の病院で死亡した。3日午後には餅を食べた世田谷区の80歳代女性が重体になったという。
都内では2019~23年の5年間に餅による窒息で計368人が搬送され、35人が死亡。搬送された人の約9割は65歳以上だった。