突然の積雪にてんやわんや… バスは”ぎゅうぎゅう” 夜にかけて路面状況の変化に注意 北海道
STVニュース北海道
(札幌市民)「こんなに早く降ると思わないもんね…」 札幌市南区の住宅街では住民が朝から雪かきに追われました。 湿った重たい雪を運ぶのに住民も一苦労です。 (札幌市民)「結構重たいですね。ことしは結構早いですね。いまホースも水抜きした」 (久保アナウンサー)「南区石山通です。歩道にはまだ雪が残っていて少し歩きづらいです」 道内では冬型の気圧配置となった影響で、6日から各地で雪が降り続きました。 (撮影者)「辺り一面真っ白に」 一夜にして雪景色となった札幌市西区の住宅街。 札幌では今シーズン初めて平地で雪が積もり、午後3時に積雪6センチを観測しました。 色づく紅葉にも降りついた雪。 札幌の積雪は平年よりも6日早い観測です。 取材中にも、みぞれのような雪がカメラマンの背中をたたきつけました。 上空に寒気が流れ込んだ影響で冷え込みも厳しく、札幌の最低気温は0.7℃を観測。 中心部ではコートに手袋の装いで、足早に歩く人の姿が見られました。 マイカーや自転車通勤を避ける人もいたからか、通勤時間帯の路線バスは込み合っていました。 (バスの乗客)「ぎゅうぎゅうでした。早く春が来てほしいなと思います」 (バスの乗客)「確認しましたけど10分遅れみたいです」 このほか、道内では夕張で11センチ、留萌などで8センチ、オホーツクの西興部などで7センチの積雪を観測しています。 (根本記者)「札幌市内のホームセンターです。入口横にあるこちらのコーナーには自転車が並んでいましたが、いまはこのようにスコップなどの除雪用品が並んでいます」 2024年は暖かい日が続いたため、こちらのホームセンターでは除雪用品の売れ行きが鈍かったといいますが、7日は慌ててスコップを買い求める客の姿がありました。 (購入した客)「午前中にはとけるかなと思っていたが全然とけなくて、明日にも影響があるから急きょ買わなきゃダメだと思って来ました」 この時期の重たい雪におすすめのこんな商品も… (DCM旭ヶ丘店 千葉圭一さん)「柄の部分が曲がっているので、立ったまま使えて腰に負担がかかりにくい」 腰をかがめずに立ったまま少ない力で雪を運ぶことができ、体への負担が少ないため人気だといいます。 一方、札幌市中央区のカー用品店では… 一気に季節が冬へとすすむ中、タイヤ交換がピークを迎えていて、7日は40台ほどの予約が入っていました。 すでに予約は今月末までいっぱいですが、7日は予約なしで訪れる客も見られました。 (タイヤ館桑園店 河嶋結花さん)「予約の電話や直接来てもらう人が殺到している。日によっては暖かい日が来るみたいなので、路面の状況を見つつ来店してもらえたら」 道内ではこのあとも夜にかけて雪や雨が降り続く見通しで、積雪の増加や路面状況の悪化に注意が必要です。