「立派な建物がどんどん建って近未来的」トヨタ自動車の先進都市「ウーブン・シティ」2025年秋に始動 地元は周辺の街づくりに注力
静岡放送
いよいよ2025年秋に動き出すことになったトヨタ自動車の先進技術の実証都市「ウーブン・シティ」。開発状況が明らかになるとともに、地元・静岡県裾野市も周辺の街づくりに力を入れています。 【写真を見る】「立派な建物がどんどん建って近未来的」トヨタ自動車の先進都市「ウーブン・シティ」2025年秋に始動 地元は周辺の街づくりに注力 <東部総局 竹川知佳記者> 「裾野市御宿のこちら、ウーブン・シティの建設現場です。近未来的な建物の奥には、信号のようなものもあり、本当に1つの街のようです」 トヨタ自動車が静岡県裾野市で開発する実証都市「ウーブン・シティ」。東京ドーム15個分の広大な土地に研究者などが実際に居住し、生活の中で自動運転などの先進技術の開発を行ないます。 <近隣住民> 「あまり実感わかないんですけど、すごい立派な建物がどんどん建っていって、近未来的な感じがする」 <トヨタ自動車 豊田章男会長> 「『ウーブン・シティ』は、ありとあらゆるモビリティのソリューションを開発するためのテストコースです」 トヨタ自動車の豊田章男会長は、ウーブン・シティについて、2025年秋以降、一部の住民が入居し、モビリティーの実証実験を始めると現地時間1月6日、アメリカ・ラスベガスで発表しました。 いよいよ動き出すウーブン・シティに地元の期待も高まっています。 <近隣住民> Q.裾野市にどんな良いことがあると思う? 「外国人が来るんでしょう。恐らく、初めてですからね、世界で」 <近隣住民> 「裾野市民が5万人くらいしかいないのに、2000人も住んでくれると、税収とかも増えるのかもしれないし、商業施設とかも少しは増えて発展につながったら良いな」 「ウーブン・シティ」の建設に合わせ、裾野市では周辺道路などの整備を計画しています。最寄りのJR御殿場線「岩波駅」と実証都市を結ぶ道路を整備し、次世代の小型モビリティーが通れるようにする予定です。 <裾野市 市長戦略部 土屋雅敬戦略統括監> 「岩波駅というのは自然豊かなところで、元からの良さと近未来の都市が融合したような街づくりができれば非常に良いと思っております」
裾野市は、2025年度から駅周辺の工事を本格化させ、2026年度の完成を目指しています。
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