【ハイライト動画あり】順位逆転!混戦の度を深める関東大学リーグ戦「法政大学×流通経済大学」。関東大学リーグ戦2024
法政大はその後トライ(前半26分)を奪われて12点ビハインド(7-19)となるが、ここから怒濤の3連続トライを奪う。
3連続トライの発端は、流経大のハンドリングエラーからだ。
1本目は流経大ノックオンで攻守交代。さらに流経大が反則(ノーバインド・タックル)。ここでSH小山田裕悟の速攻し、SO金侑悟主将が落ち着いたキックパス。最後はWTB小林雅治が仕留めた。
同点トライとなった2本目は、両センターの活躍が光った。
CTB炭竈柚斗のディフェンスから流経大のノックオンが生まれる。敵陣に入った法政大の連続攻撃のラストは、スキルフルなCTB田中大誠。ターンから数的優位をつくって同点トライ(ゴール失敗で19-19)を演出した。
前半40分には50:50のパスをノックオンした流経大を押し込み、FL三浦幹太が倒れながらの絶妙オフロード。NO8宮下が仕留めて勝ち越しトライ。
相手のミス(ハンドリングエラー)を得点に変えるパターンを構築し、法政大が7点リード(26-19)で後半へ入った。
しかし後半に入ると、流経大が2連続トライで逆転する。
法政大は前半同様、立ち上がりからペナルティが続いてしまう。するとトライを創造できるアタッカー、流経大FB中村楓馬の仕掛けからCTBアンドリュー・ヘイウォードが後半1本目。49分に後半2本目を流経大が奪取。
法政大はペナルティから流経大の攻撃を受け止めきれないパターンで、ふたたび相手にリードを渡してしまった(26-33)。
しかし締まったロースコアのゲームにはならない。リードの流経大に失点原因だったハンドリングエラーが続いたからだ。
後半14分には流経大が自陣でノックオン。これを拾った法政大SO金が仕掛け、巧みなランコース&バックフリップでボールをつなぎ、FB北川拓来が左中間へ。経験豊富な上級生が決定力をみせ、ゴール失敗で2点差(31-33)に迫った。
試合時間は25分。
2点差の終盤戦で、どちらが先にトライを獲るか――。と、この場面で人員ミスの修正ができなかったのが法政大。中盤でのキャリーからブレイクダウンでの寄りが遅くなり、ふたたびジャッカルを浴びた。