伊平屋ムーンライトマラソン、競技スタート 今年は彗星も見えるかも 沖縄
【伊平屋】「星の声援、月の伴走」をキャッチフレーズに、第30回伊平屋ムーンライトマラソン(主催・同実行委員会、共催・琉球新報社)が19日午後3時、伊平屋村の友愛と健康の広場を発着点に行われ、フルマラソン(42・195キロ)の競技がスタートした。 午後5時にはハーフマラソン(21・0975キロ)競技の号砲が鳴る。節目の大会には、フル230人、ハーフ677人の合計907人がエントリーしている。ランナーは伊平屋島の美しい田園風景と青い海のコントラストを見ながら島を駆け、時間の経過とともにオレンジ色に染まる空や海の色を楽しむ。日が暮れると、月明かりに照らされながら、ゴールを目指す。 午後2時から始まった開会式で名嘉律夫村長は「日没になると西の空に(紫金山・アトラス)彗星(すいせい)を見ることができると思う。走りながら楽しんでほしい。全員が会場に戻ってくることを願っている」とあいさつ。選手宣誓はいずれも伊平屋中学校教諭でフルマラソンに参加する与那覇侑(あつむ)さん(31)、友寄愛輝さん(26)が務め「沿道の応援、星の声援、月の伴走。自然豊かなこの島のパワーを力に変え、ここに集まった仲間とともに、汗を流し、笑顔を交わし、ゴールで待つ、かわいい子どもたちの、盛大なお迎えに期待し、最後まで一生懸命走ることを誓う」と健闘を誓った。
ハーフマラソン、フルマラソンともに競技終了は午後9時。ゴール地点の友愛と健康の広場では、午後9時から上位入賞者の表彰式、音楽ライブなどが楽しめる後夜祭が開かれる。
The Ryukyu Shimpo Co., Ltd