トランプ氏、選挙集会でマイクを巡り激怒。性行為を真似るような行動も物議を醸す
米大統領選挙の共和党候補ドナルド・トランプ氏が11月1日、ウィスコンシン州ミルウォーキーで開いた選挙集会で、マイクの不具合を巡りスタッフへの不満を爆発させた。 【動画】マイクの不具合を巡り怒りをあらわにした後、マイクスタンドの調整を実演してみせたトランプ氏 集会では、トランプ氏のスピーチ中にマイクの技術的な問題が発生し、聴衆から「直せ」という声が上がった。 トランプ氏も「冗談ですか」と述べ、「みなさん、私が裏方のスタッフを殴るところが見たいですか?」と怒りをあらわにした。 「なんでこんな馬鹿げたことになっているんだ。本当に腹が立つ。怒り心頭です。私はこの忌々しいマイクをなんとか直そうとしている。左腕を使い、右腕を酷使して。喉も潰れそうだ。馬鹿な人たちのせいで」 トランプ氏はその後、マイクスタンドの位置が低すぎることに対する不満も述べ、調整の仕方を実演しようとして、口を開けた状態で頭を上下に動かした。 この動きに会場からは大きな笑いが起きたが、ソーシャルメディアにはオーラルセックスを模倣しているのではないかという指摘が投稿された。 トランプ氏はこの前日の10月31日には、アリゾナ州のイベントで、民主党のカマラ・ハリス候補への支持を表明している共和党のリズ・チェイニー前下院議員を批判し、「顔に銃を向けられれば、過激なタカ派ではなくなるだろう」と発言している。 チェイニー氏は、このトランプ氏の発言について「独裁者はこうやって自由の国を破壊します。反対する人を死で脅すのです」とコメントしている。 ハリス氏も、「このような暴力的な言葉を使う人は明らかに大統領にふさわしくない」と批判した。