フランクフルトの逆転ブンデスリーガ制覇はあり得る? すでにバイエルンの独走状態となりつつある優勝争いの行方
現在2位はフランクフルト
昨季はレヴァークーゼンにリーグタイトルを奪われたが、ヴァンサン・コンパニを指揮官に迎えたバイエルンが好調だ。ここまでブンデスリーガは11試合を消化し、バイエルンが9勝2分と無敗を維持して首位に立っている。 一方で昨季王者レヴァークーゼンはどこか歯車が合わず、5勝5分1敗と勝ち点を取りこぼしている。すでにバイエルンとは9ポイント差がついており、このペースではブンデスリーガ連覇は厳しい。 さらにヌリ・シャヒンを招聘したドルトムントも6勝1分4敗の5位と振るわず、バイエルンに喰らいついていたライプツィヒも今節はホッフェンハイムに3-4で敗北。3位ライプツィヒもバイエルンとは8ポイントの差がついている。 そんな中、2位に上がってきたのは今節ブレーメンを1-0で撃破したフランクフルトだ。勝ち点を23まで伸ばしており、何とか6ポイント差でバイエルンを追いかけている。 『ブンデスリーガ公式』は、フランクフルトの逆転優勝はあるだろうかとサプライズの可能性を探っている。全てのカギを握るのは、ここまでハリー・ケインに次いで得点ランク2位となる11ゴールを挙げているフランクフルトFWオマル・マルムシュ、そしてその相棒を務める若きFWウーゴ・エキティケの2トップだ。バイエルンを追いかけるには、この2トップがシーズンを通して好調を維持することが絶対条件となる。 もう1つの課題は、11試合消化時点で16失点を喫している守備だ。攻撃面はマルムシュとエキティケを中心にリーグ2位となる27ゴールを奪っているが、失点数は6位ボルシアMG、7位フライブルクといったチームよりも多い。バイエルンがまだ7失点しか喫していないことを見ても、フランクフルトは中盤戦へ守備を再整備する必要があるだろう。 早くもバイエルンの独走状態となりそうな気配だが、止められるチームはあるのか。リーグを盛り上げるうえでも、フランクフルトの頑張りには期待がかかる。
構成/ザ・ワールド編集部