魚のトリチウム濃度は26日(土)に発表~水産庁 福島第一原発の処理水放出で
福島第一原発の処理水が24日に放出されたことを受けて、水産庁は影響を見るために、夕方にもヒラメなどの魚を捕獲する予定だ。魚に含まれるトリチウムの濃度を測定し、26日(土)の夕方に検査結果を公表する予定。 東京電力は24日、希釈された処理水に含まれる放射性物質の濃度は、最大でも排出基準の1500ベクレルを大幅に下回る約60ベクレルだったと発表した。 水産物への影響をみるため、水産庁は魚のトリチウム濃度を測定し、毎日、公表することを決めている。 【魚のトリチウム測定の概要】 きょう24日の夕方にも福島第一原発から5キロほどの海域に網を2か所仕掛け、ヒラメなどの魚を採取し、トリチウムの濃度を測定する。 検出方法は水揚げされたヒラメなどの皮などを取り除き、切り身の状態で焼却。、水蒸気を採取して、含まれているトリチウムの濃度を測定する。 分析結果は26日の夕方には判明する見込みで、水産庁はホームページに掲載する。 水産庁はこれまでもトリチウム濃度を測定してきたが、ほとんどが検出限界値未満となっていた。 放出後から1か月間は、毎日2匹程度のヒラメなどを採取し分析結果を公表する予定。