関東甲信 明日6日と7日は猛暑日地点続出 8日~10日は秋雨前線南下で雨脚強まる
関東甲信では明日6日は気温が速いペースで上がり、内陸を中心に35℃以上の猛暑日地点が続出。身体にこたえる暑さになるため、熱中症に警戒が必要です。日曜~月曜は秋雨前線が関東付近まで南下し、新たに沖縄の南で発生する熱帯擾乱の影響で、前線の活動が活発に。関東甲信でも雨脚が強まる所があるでしょう。
明日6日と7日 猛暑日地点続出 熱中症警戒
今日5日の関東甲信は、朝の最低気温は長野県野辺山で10.3℃、栃木県土呂部で13.1℃といずれも9月中旬並み。東京都心でも22.4℃まで下がり、秋の気配が感じられました。 ただ、日中は日差しで気温がグンと上がり、最高気温は30℃くらい。湿度が高めで、ムシっとした暑さになりました。 明日6日と7日は晴れる時間が長く、猛暑日地点(最高気温が35℃以上)が続出するでしょう。明日は前橋や熊谷、甲府では36℃、宇都宮は35℃くらいまで上がりそうです。前橋と甲府では8月24日以来、およそ2週間ぶりの猛暑日になりそうです。 7日も内陸を中心に猛暑日が続いて、身体にこたえる暑さでしょう。 日ごとに日が短くなり、朝晩はしのぎやすくなってきましたが、日中は日差しが照りつけると、まだまだ残暑が続きます。9月に入っていますが、油断せず熱中症対策をしっかりと行いましょう。
台風12号発生 日本への直接の影響なし
今日5日15時、日本の東海上で台風12号「リーピ」が発生しました。中心気圧は1002hPa、中心付近の最大風速は18m/s、最大瞬間風速は25m/sになっています。 台風12号は、今後は日本の東を北よりに進み、明日6日15時には熱帯低気圧に変わるでしょう。日本列島からは離れていくため、日本への直接的な影響はなさそうです。
8日~9日 秋雨前線南下 雨脚強まる所も
8日~9日にかけて、秋雨前線が関東付近を南下し、沖縄の南では新たな熱帯擾乱(台風や熱帯低気圧)が発生するおそれがあります。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動が活発になるでしょう。 8日の夜を中心にザーザー降りの雨になる所もありそうです。お出かけの際は傘をさしていても、雨に濡れてしまうことがありますので、十分ご注意ください。 10日と11日は、北東からの湿った空気の影響で雨が降りやすいでしょう。洗濯にはあいにくの天気が続きますので、こまめに片づけましょう。
日本気象協会 本社 岡本 朋子